2025/09/30

特別講義・大学院セミナーのご報告

 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 硬組織発生再生学分野の松下祐樹教授をお招きし、昭和医科大学にてご講義ならびに大学院セミナーを賜りました。

 学部学生向けの講義では、口腔外科医としてのご経験や海外留学でのご活動についてもお話しいただき、学生が将来のキャリアを考える上で大変貴重な機会となりました。

 大学院セミナーでは、骨格系細胞の「疲弊」に焦点を当て、特に骨髄間質細胞が組織修復後に果たす役割についてご講義くださいました。損傷後における細胞動態を通して、生体恒常性の維持や修復機構の限界について新たな視点を示してくださり、私たちにとって多くの学びと深い示唆をいただくことができました。

 また、セミナー後には塚崎教授行きつけの「鳥樹」にて懇親会を開催し、口腔病理学の准教授 田中準一先生にもご参加いただきました。松下先生を囲み、親しく意見を交わす中で、和やかでありながらも大変有意義なひとときを過ごすことができました。

 貴重なご講演を賜り、また先生に再びお会いできましたことを心より光栄に思います。誠にありがとうございます。(橋本)

2025/09/07

中村兼任講師が第67回歯科基礎医学会学術大会 先端歯学ネットワークシンポジウム にて発表しました。

ご登壇の先生方はいずれも大変ご高名であり、その中で発表の機会をいただくことは大変恐縮に存じましたが、発表前日には東京科学大学の渡部徹郎先生から、本シンポジウムの座長や発表者の先生方も交えた懇親の場にお誘いいただき、温かい励ましを賜りました。そのおかげで落ち着いて発表に臨むことができました。研究の中で壁にぶつかり、思うようにいかず悩んでいる大学院生の皆さんに、少しでも前向きな気持ちや勇気を持っていただければとの思いを込めてお話ししました。

今回のシンポジウムのテーマは
「微小環境の理解を通じた口腔がんの新規治療法の開発」 でした。
座長は東京科学大学の渡部徹郎先生、九州大学の自見英治郎先生。発表者は徳島大学の工藤保誠先生、北海道大学の樋田京子先生、渡部先生、そして私でした。 

この様な貴重な機会を与えて頂き誠に有難うございました。(中村)

2025/08/29

東大時代のボスである高柳先生に、学部講義と大学院セミナーをして頂きました。共同責任著者で投稿準備中の論文に関して最終打ち合わせをし、こちらで立ち上げた新しいプロジェクトに関してもディスカッションさせて頂きました。独立後の新たな環境に師匠をお招きでき、楽しい時間を過ごすことができました。高柳先生、ありがとうございました! (塚崎)

2025/08/03

第7回 Penn Periodontal Conference(ペンシルベニア大学)で講演しました

米国フィラデルフィアのペンシルベニア大学で開催された第7回 Penn Periodontal Conference(7月28日〜8月1日)に、塚崎雅之教授と安藤雄太郎が参加しました。

Penn Periodontal Conferenceは、歯周病学を中心に口腔医学分野をリードする世界各国の著名な研究者と若手研究者が一堂に会し、最新の研究成果の発表と議論を通じて、国際的な研究交流や若手研究者の育成を促進することを目的とした学術集会です。

当研究室からは塚崎教授が招待講演を、安藤が若手部門で口頭発表を行い、さまざまな国の研究者と活発な意見交換を行いました。

歴史の面影を残す緑豊かな学舎のなかで、世界各国から集った研究者との交流を通じて最先端の研究に触れることができ、実り多い機会となりました。(安藤)

2025/07/31

日本炎症・再生医学会奨励賞を受賞

中村兼任講師が第31回日本炎症・再生医学会奨励賞を受賞いたしました。授賞式は2025年7月31日に開催された第46回日本炎症・再生医学会の壇上にて行われました。

https://www.jsir.gr.jp/new/detail24.html

2025/07/27

免疫ふしぎ未来 2025

日本免疫学会主催のアウトリーチ活動「免疫ふしぎ未来」のショートトーク会場にて、「骨と免疫のふしぎな関係」というテーマで登壇しました。小学生や中学生の参加者達から、もの凄く鋭い質問を頂き本当に驚きました。

アトラクション会場では、プラナリアを1.5mlチューブに分注している東京理科大の室さん(高柳研時代の盟友)にも会えて楽しい時間を過ごすことができました。(塚崎)

2025/07/26

「ワクワクシンポジウム」にて中村兼任講師が講演

 7月26日、中村和貴兼任講師が第43回日本骨代謝学会学術集会の「ワクワクシンポジウム」にて、「間質細胞による抗腫瘍機構の解明」という演題で講演を行いました。座長は塚崎教授です。

 本シンポジウムは、研究の“ワクワクポイント”や印象的なエピソードを交えながら発表するユニークな形式で、会場からはたびたび笑い声が上がるなど、和やかで温かい雰囲気に包まれていました。

 発表では、腫瘍と骨膜に関する先進的な研究内容に加え、研究にまつわる個人的な経験やエピソードも紹介され、若手研究者や大学院生に対する熱いメッセージが強く伝わってきました。中村先生ならではの明るく、そして前向きなメッセージに、会場にいた若手研究者たちはきっと元気をもらったことと思います。私もその一人です。研究の面白さと奥深さを改めて実感できる、大変刺激的な時間となりました。(橋本)

2025/07/25

「若手研究者助成(JSBMR Rising Stars Grant)」を受賞

 第43回日本骨代謝学会学術集会が宮本健史先生の主催のもと熊本城ホールで開催されました。7月25日の総会で中村兼任講師が「2025年度若手研究者助成(JSBMR Rising Stars Grant)」を受賞されました。(橋本)

2025/07/25

「フロンティア研究者助成」を受賞

 第43回日本骨代謝学会学術集会が宮本健史先生の主催のもと熊本城ホールで開催されました。7月25日の総会で塚崎教授が「2025年度 フロンティア研究者助成(JSBMR Frontier Scientist Grant)」を受賞されました。(橋本)

2025/07/23

第5回SSR(Skeletal Science Retreat)に参加

 第5回 Skeletal Science Retreat(日本骨代謝学会主催 骨代謝スクール)が天草にて開催され、塚崎研究室からは塚崎雅之教授(委員長)、中村和貴先生(兼任講師)、橋本有希子(大学院生)が参加しました。

 本リトリートは、骨代謝をはじめとする運動器科学研究に携わるアカデミアや企業等の基礎・臨床の若手研究者を対象に、研究概念や最新技術についてのセミナーに加え、座学だけでなく各自の研究テーマについてディスカッションを行う合宿型の研究会です。少人数グループでの議論やポスター発表、特別講演を通じて密度の高い交流を目的としています。

 中村先生は口腔がんの骨浸潤に関する研究成果を発表し、活発な討論を経て高く評価され、「SSR Rising Star Award」を受賞しました。

 研究発表や議論だけでなく、参加者同士の親睦を深めるため、ドルフィンウォッチングや天草の新鮮な海の幸を楽しんだほか、温泉でリラックスしたり、足湯バーで語り合う時間もあり、和やかな雰囲気の中で交流が図られました。分野や所属を越えた若手同士の熱い議論が繰り広げられ、塚崎研究室のメンバーにとっても非常に刺激的かつ有意義な時間となりました。今後も塚崎研究室では、国内外の研究活動に積極的に参加し、骨・免疫・腫瘍分野のさらなる発展を目指してまいります。(橋本)